アクリル絵の具のメーカーとおすすめ商品の紹介

目次
  1. 絵の具の違いとおすすめ
  2. リキテックス(バニーコルアート株式会社)
  3. ターナー色彩株式会社
  4. ホルベイン
  5. ロイヤルターレンス
  6. クサカベ

絵の具の違いとおすすめ

アクリル絵の具、様々なメーカーや商品がありどれを買えばいいのかわからない…。

そんな方に、各メーカーでよく使われている絵具やおすすめ商品をご紹介します。

リキテックス(バニーコルアート株式会社)

発祥はヘンリー・レビソン(Henry Levison)氏が開発し、1955年にアクリル絵の具の歴史上初めて商品化されたアメリカのパーマネントピグメンツ社(Permanent Pigments)の水性エマルション型アクリル絵の具「リキテックス(Liquitex)」です。

日本ではバニーコルアート株式会社が販売しています。安定したクオリティで、透明アクリル絵の具の艶や透明感が人気です。


おすすめ

リキテックス レギュラー/ソフト


透明~不透明のアクリル絵の具です。

ソフトのみの色、レギュラーのみの色も存在するのでそこもチェックしてみるといいかもしれません。(ex. カドミウムオレンジ、蛍光色など)



レギュラータイプ

レギュラータイプは水で溶かないままだと伸びないため、ブラシの跡を濃く残したいときや、ペインティングナイフなどで厚めに塗りたいとき、濃い目の濃度で調整したいときにおすすめです。


ソフト

ソフトタイプは柔らかく、水でそこまで溶かなくても楽に塗ることができます。ムラなく平塗りしたいときや、水彩風などで薄めて描きたいとき、水やメディウムで薄めてエアブラシに使いたいときにおすすめです。


その他の製品や詳しい説明は「リキテックス(Liquitex)」で説明しています。


ターナー色彩株式会社

大阪に本社を構える日本発祥の絵の具会社です。日本ではリキテックスと同じく定番のアクリル絵の具会社です。アクリルガッシュの色や質の展開がとても豊富です。

絵の具会社ゴールデン社(Golden Artist Colors, Inc.)と提携し透明~不透明のアクリル絵の具「ゴールデンアクリリックス」も発売しています。

おすすめ

ターナーアクリルガッシュ

普通色からパール、メタリック、グレイッシュ、蛍光、ミキシングなど様々なアクリルガッシュがあり、遊び心をくすぐられます。

これらの他にもざらざらとした質感、落ち着いた色のジャパネスクカラーなどもあります。

絵の具がある程度硬めなので溶く柔らかさに自由度があります。アクリルガッシュを求めている方はぜひ一度試してみてください。


その他の製品や詳しい説明は「ターナー色彩株式会社」で説明しています。

ホルベイン

1900年から絵画材料を取り扱っている大阪の老舗ブランドです。油彩から水彩まで幅広い商品展開を行っています。

透明~不透明アクリル絵の具はアクリラという名前で販売していましたが、現在はアクリリックカラーという名前で改良版を売り出しています。


おすすめ

アクリリック[インク]

インク状のアクリル絵の具です。薄めずにエアブラシで吹き付けることや、つけペンのインクとして扱えます。

専用マーカー容器にこのインクを充填すればマーカーとしても扱えます。蓋がなくねじるだけで口の開閉ができるので使用や管理も楽です。


その他の製品や詳しい説明は「ホルベイン」で説明しています。

ロイヤルターレンス

1991年に株式会社 サクラクレパスが買収したオランダの老舗絵の具メーカーです。

オランダのウィルヘルミナ(Wilhelmina)女王がターレンスを愛用していたことで、1949年に「ロイヤル」の称号(永年にわたり貢献した企業に与えられる栄誉)を与えられました。


おすすめ

アムステルダムアクリリックカラー

値段がリーズナブルで大容量のものも売っています。

特定の色を多く使いたい人、大画面で制作する人におすすめです。下地に必ず決まった色を使う人で、品質や値段のバランスからこちらを使っている人もいます。

クサカベ

日本の公式サイトでは1996年設立とありますが、クサカベブランドの画材自体は1928年から開発、販売されています。

油絵から透明水彩絵の具、水性アルキド樹脂絵の具など、幅広い商品展開を行っています。


おすすめ

アキーラ(AQYLA)/ アキーラ・ガッシュ(AQYLA GOUACHE)

透明~不透明のものと、ガッシュタイプがあります。

前述までに紹介したアクリル絵の具とは全く質が異なる水性アルキド樹脂絵の具です。アクリル絵の具と油絵の具両方の性質を持っていることからご紹介します。

アキーラは水で溶かして描くことができ、完全に乾くと他メーカーのアクリル絵の具と同じく耐水性になります。表面が乾くのは約30分程度ですが、完全に耐水性になるのは約一ヶ月半を要します。そのため乾いた後に水などで再度溶解し修正することが可能です。また、通常アクリル絵の具は油絵の下地に使うことはできても、油絵の具の上から描くことはできません。アキーラは油絵の具の上から、水で溶いた絵の具で描くことができます。これが一番の強みです。

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