仕上げ材(ワニス・バーニッシュ)の使用方法と注意事項

基本的に、作品の完全乾燥後、ムラにならないように均一に塗ります。ワニスの層を厚くしたい場合は塗って乾かすことを数回繰り返します。その際重ねるワニスの艶に注意し、マットや半艶のワニスは何度も塗り重ねないようにします。

ワニスにはテレピンやミネラルスピリットなどの溶剤や専用のリムーバーで落とすことができるものとできないものがあります。基本は落とせないワニスやメディウムの層を作ってから落とすことができるワニスを塗り重ねます。表面が汚れてきたら表面の層だけ取り除き綺麗なワニスを塗り直します。

ワニスを使う上での注意事項

マットを使うメリット

色や明るさの変化
ワニスは使うと画面の光沢が変わります。光の反射の変化によって色の見え方が変わることがあるため、あらかじめ作品と同じ支持体に、同じような配色を塗り、どのように見た目が変化するのか把握することをおすすめします。
艶の有無
グロス、半グロス、マットなど様々な艶の種類のワニスが各メーカーから出ています。ワニスを混ぜて艶の度合いを調整できるとしているメーカーもあります。
刷毛の抜け毛や筆跡に注意
刷毛で塗る場合は抜け毛が無いかや筆跡が汚くないかなどに気を付けます。抜け毛がワニスに取り込まれるとそのまま固まってしまいますので注意が必要です。
塵や埃のないところで塗る
ニスを塗ると埃が付きやすくなりますので、なるべく清潔な場所で塗り、乾燥させている途中は埃を立たせないようにします。
完全に下層の絵の具やメディウム、ワニスが乾燥した状態で塗る
下層が乾燥していないのに更に上からニスを乗せると、にじみや下層ニスの剥離、ムラや曇りの原因になります。
乾燥途中でミスに気付いた場合は完全に乾燥してから再度塗る
一通り塗り終わった後の乾燥中に塗りミスに気付いても、上から塗ると中途半端に乾いたニスが剥がれてムラになることがあるため、完全に乾かしてからミスした部分を塗り直します。
混ぜるときに勢いよくかき回さないようにする
勢いよくかき回してしまうと泡が立つ原因となります。再溶解できないワニスが泡を保持したまま固まってしまうと作品の質の低下に繋がりますので、ワニス同士や水を混ぜるとき、刷毛に取るときは泡を立てない様に注意します。
ニスを厚くしたいときは薄い層を塗り重ねる 
厚いニスの層を作りたいとき、一回で厚く塗ろうとすると曇りや塗りムラ、乾燥に時間がかかるなどのトラブルの原因になります。そのため、薄い層を塗り乾かしてから再度塗ることを繰り返してニスを厚くします。
上塗りする際はしっかりと下の層が乾いていないと下層のニスが剥がれることが懸念されるため注意します。
マットや半艶のワニスは塗り重ねしない
マットや半艶のワニスを塗り重ねすぎるとワニスの層が曇る可能性があります。そのため厚くニスを塗りたい場合はグロスのメディウムなどを数回塗ってから上にマットのワニスを塗ります。
塗る際は水平に置く
塗る際はキャンバスなどの支持体は平らな場所に置くようにします。垂直に置いた状態で塗るとニスの垂れ落ちや厚みのムラに繋がります。
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