道具の洗浄

絵の具皿

アクリル絵の具は乾くと固形になるため直接水道に流すと詰まる原因となります。可能な場合は不要な布や紙類などで取り除いてから皿を洗います。取り除いたものは地域のゴミのルールに従って処分します。

乾いて絵具皿に固着してしまった場合は水やお湯にしばらくつけておくとビニールの様になった絵の具が剥がれます。

絵具皿に色が付着して取れない場合はメラミンスポンジでこすると綺麗に取れます。

筆洗器

プラスチックの場合、絵の具を付着したままにしておくとどんどん汚れるのでできる限り取ります。色が残る場合はメラミンスポンジを使います。

アクリル絵の具は筆を傷ませやすいため、作業中もこまめに水の中で筆を振って絵の具を落とします。特に筆の根元に絵の具が残っていないか確認します。(ただし根元を押さえつけて洗うと筆が傷むためあくまで振って洗います。)

使い終わった後は普段使っているシャンプーや石鹸で優しくもみ洗いすると残った絵の具がよく取れます。その後リンスをすると筆の滑りが良くなります。ドイツの画筆メーカーダヴィンチ(da Vinci Künstlerpinselfabrik DEFET GmbH)は筆用の植物性石鹸を開発しています。

筆が傷んでくると天然毛は切れ毛が多くなり合成繊維はカールします。毛の量が少なくなってきたりカールが戻らない場合は筆の買い替えをおすすめします。

また固まってしまった場合には筆に使えるアクリル除去用クリーナーが出ていますのでそれを使います。(AGクリーナー・エコリムーバー(ターナー色彩株式会社)、リムーバーWS(ホルベイン)、エクストラリムーバー(ゴールデン社)他)

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